2008年6月
山中カメラ(特殊写真家)・金沢寿美、アーティストトーク[TAP主催]のお知らせ
- 2008年6月22日 00:36
- IAV news
この度、スタジオ101にて取手アートプロジェクト(TAP)主催のアーティストトークを開催致します。
今年のTAPは韓国の安養(アニャン)市にあるオルタナティブスペース「sotne&walter」と連携し日本と韓国のアーティストが相互にレジデンスを行う交流事業を行うそうで、
まず8月には、TAPから3名のアーティストが韓国へ、そしてTAPの公募展とも重なる10月には、韓国から3名のアーティストが取手にやって来ることになっています。
TAPから派遣する3名のうち、山中カメラ(特殊写真家)・金沢寿美のアーティストトークが行われます。これまでの活動や今年の韓国、取手で行う企画についてお話し頂くことになっています。是非お運びください。
日時:6月29日(日)15:00〜
会場:井野アーティストビレッジ101
http://www.ima.fa.geidai.ac.jp/~yoshiaki/ino_web/
金沢寿美 http://www.toride-ap.gr.jp/2002-j/trap/sin05.html
金沢寿美:1978兵庫生まれ。'01アクリルアワード福田美欄賞受賞。西脇サムホール大賞入賞。TAPには2002、2003に参加
山中カメラhttp://blog.livedoor.jp/y_camera/
1978年山口県生まれ。特殊写真家・パフォーマー。村上隆のGEISAI6にて「銀賞」受賞(2004)。とう魔とうじ主宰「フロント」所属。
自作の写真、映像、歌が融合した独特の「カメラショー」をライブ形式で展開。撮影行為自体をパフォーマンス作品とした「一人合唱」でNHKデジタルスタジアム、デジタルアートフェスティバル東京(2007)出演。またカメラを使って握る「カメラ寿司」などのパフォーマンス。自作の写真装置「オッパイカメラシステム〜恥部写」を使った撮影パフォーマンス。取手アートプロジェクト(2006)では、オンド・マルトノを使った「マルトノ音頭」作曲、振り付け。横浜 BankARTでは7日間に渡り行なわれた「Wあつしの大運動会」(2007)をプロデュースするなど、活動の範囲は多岐に渡る。
Anke von der Heide(アンケ フォン デア ハイデ)Artist Talk @ IAV
- 2008年6月14日 00:31
- IAV news
アンケさんのアーティストトークは終了しました。
学生主体で中古バスを改造して始められたカフェが、バウハウス大学前の建物を使った本格的なカフェとして定着するまでのプロセスが語られました。
日本とドイツの学生の意識の違いなども興味深いものでしたが、TAP2008でも、井野アーティストヴィレッジ前の3-21(元常陽銀行井野団地支店)を改装してコミュニティカフェを立ち上げる計画があり、大変参考になりました。
この度、井野アーティストヴィレッジスタジオ101にて第3回目になるアーティストトークを行ないます。
話し手はドイツ人作家のアンケ フォン デア ハイデさんです。
今回のアーティストトークでは、アンケさんがドイツのバウハウス大学で行なった「カフェ」プロジェクトについてお話していただきます。プロジェクトの着想から、それが常設のインスタレーションとして実現されるまでのプロセスについて、そしてプロジェクト組織やカフェを実際に運営することの楽しさをお話ししていただきます。
カフェに興味のある方もそうでない方も、是非、お越しください!!!
日時:2008年6月20日 17:00〜
会場:井野アーティストヴィレッジ スタジオ101
〒302-0012
茨城県取手市井野団地3-16
http://www.ima.fa.geidai.ac.jp/ino/
通訳:阿部美由起
アクセス:JR常磐線取手駅東口より徒歩15分
取手駅東口より関東鉄道バス「井野団地」下車すぐ
アンケ フォン デア ハイデ(Anke von der Heide)
ドイツ ドルトムント生まれ
●学歴:
1997年 バウハウス大学ワイマール芸術造形学部ヴィジュアルコミュニケーション科入学
2003年 バウハウス大学ワイマール芸術造形学部ヴィジュアルコミュニケーション科卒業修士号取得
2007年以降 文部科学省奨学生として東京藝術大学大学院先端芸術表現科在籍
●主な展覧会歴
1993年 グループ展 ドイツ グナ市アトリエハウス
1994年 グループ展 グナ市カルチャーセンター
1995年 グループ展「裸体」ワルトロップ市のシュパルカッセ銀行
1998年 グループ展「ボディー3」 ワイマール市 E作業所
2003年 グループ展 ワイマール市ガスヴェルク
2004年 グループ展 スーパーデラックス 東京
2005年 パフォーマンス企画 東京ドイツ文化センター東京
●主な活動歴
1998年「インフェクト98」をワイマール文化都市実行委員会と共同企画参加
1999年「赤色同盟 レッド」CDリリースパーティーをフォルクスワーゲン音楽財団とワイマール99会社の為に企画参加
2000年 第18回ワイマール タイポグラフィーシンポジウムを企画参加
2000年−2003年 ヨーロッパの5つのデザイン大学の学生による共同プロジェクトとして毎年行われる人力自動車滑走大会の企画参加
2005年以降 グラフィックデザイナーとしてIIDJ(Institut for Informationsdesign
Japan)で活動 (主なクライアント: OAG 東アジア自然、民族研究所、DAAD東京、東京横浜ドイツ学園、ゲーテインスティテュート東京、Cite´ du Design Saint Etienne France, LIN建築事務所 ベルリン(オリエンテーションシステム)
review: Linda DENNIS Artist Talk @ IAV
- 2008年6月14日 00:27
- IAV news
リンダさんのアーティストトークは終了致しました。
大勢の方にお越しいただき、ありがとうございました。
現代社会においては、インターネットをはじめとするコミュニケーション・ツールの発達・普及により、コミュニケーションのあり方がかつてのそれに比べ、大きく変容しています。つまり、現代においては、言語と身体を用いた直接的な方法によるコミュニケーションが希薄化しているのではないでしょうか。このような問題意識からか、リンダさんはコミュニケーションにおける"TOUCH"をテーマとした様々な作品制作を手掛けています。トークの中で紹介していただいた作品群は、一貫したテーマの下、映像、樹脂、ハンカチなど、多岐にわたるマテリアルが用いられていました。そのように素材に捕われず表現を行なうリンダさんの姿勢から、より広い視野で自らのテーマと向き合おうとしていることが読み取れました。
映像の作品では"TOUCH"と"HIT"という対照的なコミュニケーションを対峙させ、提示することにより、それらの差異を明確に表現することに成功していました。"TOUCH"というものが単なる「触れる」という行為ではなく、そこにはなにかしろの「愛」が込められたものだということを的確に提示して見せているように感じました。
その他にも"TOUCH"を様々な角度から捉え、提示している作品を見る機会がもて、非常に内容の充実したお話を聞かせて頂きました。
作家活動の紹介のあとには、オーストラリアのブリズベンに関するアート情報の紹介も行なっていただき、貴重な情報を得ることができました。